うわ…。 駅を出た瞬間射し込んだ陽射しに、一瞬、くらりとなる。 蒸し風呂のような空気に包まれ、エアコンのきいた電車内に慣れていた肌が、驚いたように汗を吹き出した。 夜勤バイト、補講という睡眠時間ゼロのスケジュールをこなした身体にこの天気はキツかった。 もうくたくた。 家に帰ってベッドに倒れこみたい。三秒で寝れる自信がある。 でも、そうはいかない。 これから会館へ行って、勉強会をみなければならないから。