ケータイ小説 野いちご

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暫定彼氏〜本気にさせないで〜

青天すぎる霹靂!





身長……ざっと180前後ってとこか。


スーツの上からでも分かる適度に引き締まったボディ。


柔らかい印象を与える自然な栗色した髪の色。


髪は清潔そうに短めに切り揃えられているものの、毛先に少しクセがあるのはご愛嬌。


それはフワフワとしていて、まるで猫の毛のようだ。


男の人にしては色白でスッと通った鼻筋は顔全体を上品なイメージに仕立て上げ、キリッとした眉が目元を強調する。


けれどその瞳は黒色ではなく、濃い茶をしていてそのせいか、見た人に優しい印象を与えている。


その顔に常に笑顔を絶やさず、自分を抑え人を立て、相手が誰であろうと物腰柔らかに接する。


だからと言ってその性格が仕事面で致命的になっている訳でもなく、決して相手に威圧感を与えること無くビジネスはビジネスとしてキチンと進めていく。


なので上司からの評判もとても良い。


彼は完璧。


そんな彼の人気は社内でも男女を問わず不動のものであり、また彼自身も当然の如くそれを鼻にかけることなどしない。


実に謙虚なのだ。


彼は完璧。


どこをどうとっても彼は申し分ない。














私、戸田原 沙紀(とだはら さき)はそんな彼にはきっと何かあるんじゃないかと睨んでいる。


そんな完璧な人間などこの世の中に、いる訳がない。


いたら居たできっとその人はサイボーグだ。


何かある。


彼には人には見せられないような裏の顔が絶対ある筈だ。


今、私は彼の裏の顔をきっと見つけ出してやろうと思った。


そう今。


何故ならーーーー


その彼、


器量も良くて仕事も出来る社内イチの人気者であるーーー


加藤 陽日(かとう はるひ)が今、私に


告白してきたからだ。




























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