ケータイ小説 野いちご

異世界の国を救う時間があるなら本を読みます。

迷惑な話、異世界に召喚されました。
冒険者ギルド


 それから星々の行動は早かった。

 召喚されてから、2日で王城を出たのである。

 その2日間で、ユーンフォリニアに関することから、オールエル王国に関することまでを使用人に聞きまくり、早急に出ていく準備をした。

 まさに迅速かつ正確な行動だと言っても過言ではない。

 なぜなら、「国を救う義務はない」と公言した結果、国王様や王女や王子や城に仕える者たちからの糾弾まがいの視線が星々に集中したからだ。

 つくづく自分勝手な連中だと星々は思った。




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 「にぎやかだなぁ…」

 今は王都内を探索中である。



 (それにしても、どうやって金を集めようかな……ベタに使用人が話してた冒険者ギルドにでも行ってみようか)

 目的が決まったら早めに行動を起こすのがいい。



 (さっきからジロジロと……何なの、この視線)

 王都内を練り歩いていると、視線を集めてしまう星々。

 しかし、仕方ない。



 彼は異世界の服装(いわゆる学生服)を身につけていた。

 一方王都内の住民は中世ヨーロッパ風の服装。

 星々は目立っていたのだ。



 (こっちの世界の服を買って着ないといけないね。ずっとこの服装だったら目立ちすぎて視線の嵐。きっととても疲れる…)

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