私は、立花弥生(たちばな やよい)
高校生17歳 ここまでは一般的で普通の人間だ
でも、私は昔から目に奇妙な病気をもっていた
右目には 妖の文字
左目には 黒い影のようなヤモリの姿
ヤモリは左目の中を這うように動く
私は、この目のせいで友達からバケモノと呼ばれ
親戚からは気味が悪いと罵れられ
一番の家族にすら、見放された
この目はいったいなんなのか、私は知る由もない
ただ一言いうならば、この目は呪いであり私の人生をめちゃくちゃにした
私はもはや、生きているのも辛くなった
この目のせいで私はもう、独りになっていた・・・
それに加えて、私の目は本来なら見えないはずのものが見える
妖怪、幽霊、妖精などなど、この世には存在してるのか、していないのか分からないようなものが見える
だから、
「私はもう、人間ではないのかもしれないな・・・」
私は、そう一言はいて空を見上げた
本来なら何もいない、しかし、弥生が見るその空には、二頭の龍が横に並んで飛んでいる
これが、普通か?否、
普通ではない、普通のわけがないのだ
ならどうする?
「どうすることもできないさw」
そう、自分の質問に自分で答える
これが、私
「はぁ、もう、いいかな」
私は、そういうと息をはいた、もう、学校にも行っていない
帰る家はもう、存在しない
頼る親戚もいない
今は孤児院でこの17年間生きてきた
でも、そこですら私を見るのは好奇の目
なら、あとは・・・?
「死ぬしかないじゃん」
そう思いフッっと鼻で笑ったあまりにくだらない会話を独りてしているからだ
さて、今私は川の前にいる、私の死ぬ場所昔、一人だけいた友人との遊び場
もう一度会いたいなあいつ、元気かなー。゜
まぁ、どうせ死ぬ私には関係ないかな
そう思い最後 

私はまるで、川に吸い込まれるかのように

この身を投げた