ケータイ小説 野いちご

純情ラバーズ

✿策士か思わせぶり











「あー! 茅ヶ崎さん! 改め、ももちゃん! いらっしゃーい」


「結、くつろぎすぎ……」



うちに帰ったものの、隣部屋のことが気になって、結局氷野くんの部屋にお邪魔してしまった。


お菓子とジュースが入ったビニール袋を、氷野くんに手渡す。



「さっきはごめんなさい……これ、お菓子とジュースです」


「ん、いいのにそんな。 てか、大丈夫? もしかして体調でも悪かった?」



氷野くんがテーブルにビニール袋を置いた途端、中身をのぞく江藤くん。


そんな江藤くんにおかまいなく、氷野くんはわたしを真っすぐに見つめる。



「ううん、全然平気だよ」


「そ? ならいいけど」





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