「…ヨ…シ…、ヒサヨシッ…。」



「んぁっ?」



「もー。何トリップしちゃってんのー?さっきから呼んでんのにさー。」



「ごっ、ごめん…晴可。」




クスクスと笑う晴可に現実に引き戻された俺。



ツンツンと突つかれながら、名前を呼ばれていたらしい。




「ん〜。あ、そーだっ☆じっとしてても久美退屈だからさー、倉庫の中見てまわろーぜ。いいだろー?麻央。」



「あぁ。」



「っしゃー♪行こー、ヒサヨシ。」



「えっ?い、いいの…?」