「ご馳走様でした♪」



「え?久美〜、今食い終わったの〜?」




カチカチと音をさせながら未だにケータイを触っている惠が”あり得ない”という顔を俺に向ける。




「…うん。これでも早くなった方なんだけどね。」



「マジで〜?」




いや…驚く事…なのか?



少しだけムッとした顔を惠に向ける。




「…前は今以上に遅かった。早く食えるように練習したけど、これが限界。」