僕の目は、赤色。

一族でも、こんな目は居なかった。

呪われた子とか、言われ続けたが

僕の父が長だったため、追放まではいかなかった。

ただ、学校や村の外には行かせてもらえなかった。

理由は、僕の目の変な力のせいで。

僕と目が合った人は、一定の期間妖怪が見えるようになってしまう。

だから、一族以外の人とは会った事がなかった。

でも、僕には小雪と黒猫が居たから別に良かった。

さて、話はここまでにしようか。

そろそろ時間だし。

僕は、刀を持ち。

屋敷の外へ出る。

すると、待ち構えていた様に沖田が

「俺も連れていけ!」

と言う。

もちろん、答えは

「却下」

だ!

なんで、わざわざ足手まといの、沖田を連れて行かなきゃならないんだ?

「え~、俺も妖怪退治行きたい!」

「妖怪退治じゃない!」

何回言えば良いんだよ?