ケータイ小説 野いちご

幕末妖怪物語*

弐*
賑やかな屯所

「輝夜……お前、本当にそれで行くのか?」

土方が、僕の姿を見て言う。

「いけませんか?」

「いや……別に良いが、まっすぐ歩けるのか?」

「歩けますよ。神季様は慣れてますから。」

僕の代わりに黒猫が答える。

「慣れるものなのか?包帯で目を隠して歩くなんて。」

土方はぶつぶつ何か言ってる。

「慣れるんですよ。」

僕は一様、答える。

今僕は、目に包帯を被せ広間に向かってる。

ちなみに、土方以外の人は皆先に行っている。

「この向こうが広間だ、道は覚えたな?」

土方と一緒に居る訳は、屯所内の部屋の場所を教えてもらってたから。

広間と言われた場所は、とても煩くここまで声が聞こえる。

まだ、歓迎会は始まって無いんだよな?

これじゃあ、まるで祭り騒ぎだ。

今から、その部屋に入るんだよね……

「はぁ。」

思わずため息が出る。

てか、本当にあの設定でいくの?

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