──ピピピピピピピピ…… 「うーん……うるさいなぁ」 朝。あたしは、ベッドのそばに置いてある目覚まし時計の音で目が覚めた。 まだ眠いのに…… そう思いながら、渋々目覚まし時計を止めて、それを手に取り時間を見ると…… 「えっ⁉︎うそ!はっ、8時!!?」 あたしは思わず、目が飛び出しそうになる。 「どうしよう、やばい!このままじゃ、遅刻しちゃう」 あたしはベッドから飛び起きて、慌てて出かける準備をする。