ケータイ小説 野いちご

カラダ探し~第三夜~

四日目

頭がフラフラする……吐きそうなくらい気持ち悪い。


昨日から振り続く雨が、窓とポツポツと叩いている。


そのせいか、朝だというのに部屋の中は薄暗くて。


散々殴打された頭がズキズキと痛んでいた。


「痛っ……くぅぅっ! 何よ何よ、あんなに殴る事ないじゃないのよっ! いったい私が何したっての!?」


身体を起こし、次の日になったんだという事を再確認した私は、昨日の赤い人の行動に腹を立てた。


何もあんな硬い鉄パイプで殴らなくても良いじゃない。


そりゃあ……私だって赤い人を殴ったよ?










10回くらいは。


だけど、力の差がありすぎるんだからさ、私の100回くらいが赤い人の1回だっての!


……でも、1回殴られただけでほぼ即死だったんだよねぇ。


あんな風に追い詰められたら、完全に死亡確定だよ。


ベッドから脚を下ろし、立ち上がった私は、大きく伸びをした。


今日は……小野山美紗の家に行かなきゃならないんだよね。


魔術とか妖術とか、私には何の興味もないし、正直行きたいとは思わない。

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