ケータイ小説 野いちご

カプリチオ

一章
three~side露草~


あの後入学式が終わり、新入生は各々の教室に案内された。

クラスは4クラスあり、1クラス30人。

俺はめでたく1-Aになった。

出席番号は8番。俺の苗字は神凪(かんなぎ)だからそのくらいだよな。



俺の席は窓側から2列目の前から2番目。

俺は自分の席の場所なんてものに今まで拘り(こだわり)を持っていなかったが、
今回ばかりはそうもいくまい。

前に座っているのは、入学式にやたら目立ったあのカラスなのである。
先程名前を確認したところ、烏間でも鴉でもなく、烏田真琴という名前だった。すまない、悪気はないんだカラスよ。

しかし、前のカラスのせいで、俺まで注目されているとはどういうことだ。


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