ケータイ小説 野いちご

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いつのことだったか。

ハレノヒ

いつのことだったか
朝、行くのが嫌だと
きみが泣かなくなったのは

いつのことだったか
ひとりでちゃんと
支度ができるようになったのは

いつのことだったか
大嫌いだった緑のお野菜
少しずつ食べるようになったのは

いつのことだったか
きみが嬉しそうにおともだちの話を
してくれるようになったのは

いつのことだったか
ママいつもお洗濯ありがとうと
いうようになったのは

いつのことだったか
前よりほんの少しだけ
大きな声で歌えるようになったのは

全部
全部が
昨日のことのように思えるよ

あんなにブカブカだったスモックも
ほらこんなにも短くなっちゃって
少し不恰好

だけどどこかその姿が
とてもとても逞しく見えるのは

きっと体だけじゃなくて
きみの心も大きくなったからなんだね

今日が終わると
また少し不安な日々が始まるね
また少し楽しみな日々も始まるんだね

きっと大丈夫

きみは大丈夫

また少しずつやっていけばいいよ
ママも少しずつやっていけばいいよね

そうしたら
あっという間に月日は流れて
きっとまたママは思うんだ

いつのことだったか
って

これから続くであろう
長い長い年月を
一生懸命きみと楽しもうと思う

案外、短いであろう
きみと一緒に過ごせる時間を
大切にしようと思う

いつのことだったか
って

いつかまた笑えるように

いつのことだったか
って

いつかきみに話せるように

ここに書き記そうと
思ったんだ

さあ、今日は晴れの日
きみにとって
素敵な一日となりますように

これからも
素敵な日々を送れますように

ママはいつだって
いつだって
そう願っています








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