とある高校の、なんの変哲もない、
ありふれた月曜日の全校集会。
そこに、「彼」の姿はない。
《あ、あー・・・聞こえますか?》
これは彼の37分間の決別奮闘記である。
[原題]鈴川くんが退学する
レビュー心から感謝
海夏♥さま
野々原 苺さま
すももさま
れおなおかいさま
雨乃めこさま
國灯闇一さま
Dark redさま
◎書籍とは大きく異なります◎
好評発売中
あらすじを見る
あることがきっかけで学校に居場所を失った海月は、誰にも苦しみを打ち明けられず、生きる希望を失っていた。海月と対照的に学校の人気者である鈴川は、ある朝早く登校すると、誰もいない教室で突然始まった放送を聞く。それは信じがたいような悲痛な悩みを語った海月の心の叫びだった。鈴川は顔も名前も知らない彼女を救いたい一心で、放送を使って誰もが予想だにしなかったある行動に出る――。生きる希望を分け合ったふたりの揺るぎない絆に、感動の涙が止まらない!第2回スターツ出版文庫大賞フリーテーマ部門賞受賞作。
この作品を読むには常世かくり(灰芭まれ)さんの
ファン作家登録が必要です。