女子高生日記

恋愛(その他)

Umizzz/著
女子高生日記
作品番号
1713860
最終更新
2024/04/05
総文字数
27,330
ページ数
34ページ
ステータス
未完結
PV数
147
いいね数
0

私を庇ってくれた玲音先生は、肉に飢えている猛獣のような目つきで、潤の懐へ飛び込んだ。


お母さんの恋人「潤」は、私とお母さんの命を繋いでくれている、唯一の支援者だ。


だがーーお母さんは知らない。


「私」と「潤」が肉体関係を持っていて、それが小学校一年生の頃から六年間も続いているなんて。

憎らしかった。


あの男に反抗できない自分にさえ苛立ちを覚えるし、何よりそれに気づかない母親にだって嫌いにそうだったから。


あの男が一瞬のうちでもいいから、この世から消えてしまえば、全ては上手く行ったはずの人生だったからだ。


「玲音先生………っ、はっーー!!」


言葉にならない声が、空気を切り裂いて散った。


ゆっくりと倒れてゆく玲音先生ーーその床には、ペンキをぶち撒けたかのように真っ赤な血ーー。



耳を劈くような、金属ナイフの音が空を斬る。


潤の真っ青になった顔色など、気にもせず私は真っ先に玲音先生の元へ駆け寄る。


紫色になっ怜音先生の唇が、微かに動く。



「オ・レ・ハ・ダ・イ・ジョ・ウ・ブ・ダ」



私は揉みくちゃになりながら、初めて人の前で泣いた。


こんな胸が張り裂けて散り散りに消え去ってしまいそうな気持ちは、生まれて始めてだ。


気さくな性格で何かを隠し持っている玲音先生
         ☓
  家庭環境が複雑でクールな霞

        ☓

 霞は果たして立派に成長できるのか?


     号泣ラブ開幕!!

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