「先生、ここ……学…こ──」
「じゃあ家ならいい?」
綺麗な黒髪。
白くて透き通った肌。
『儚い』という言葉が似合うほど、線が細くて頼りなかったのに。
「二人だけの時は、何て呼んでって言ったっけ」
学校では見せない素顔。
「ごちそーさま」
妖艶な微笑み。
「俺だけ見てて」
外ではいつもクールなのに、二人だけだとどこまでも甘い。
「まゆり、……ちょーだい?」
もうあなたに抗えない。
2022.12.27 連載開始
2022.12.29 初本棚in ありがとうございます!
2023.1.6 初いいね! ありがとうございます!
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