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あー、どうしよう。

自信ない…。


鬱々(うつうつ)とした気分で学校に着いた。

自分なりに頑張って勉強したつもりだけど、相手が学年首席だから勝てる見込みは薄そう。


あれっ？

どうしたんだろ…。


階段を上がって教室のある階に着くと、廊下に人だかりができていた。

どちらかといえば、教室の中を遠巻きに見てる感じ。

何があったのかと思いながら後ろのドアから中に入ると、そこには窓際の一番後ろの席で両手を前に投げ出し、おでこを机につけた状態でうつ伏せになる森くんの姿が。


あ…。

珍しく来てる。


「おはよ」


鞄を机に置いて声をかけると顔を上げた。