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とある先輩の、歪んだ狂愛。

作品番号
1637554

最終更新日
2021/6/14

とある先輩の、歪んだ狂愛。

◇理人◆/著 ジャンル/恋愛(純愛)
243ページ
PV数/928,168・総文字数/110,670





『お前、イジメられてるんだって?』



その一言がいじめられ人生に休止符。

───…ではなく。



『じゃあ俺も今日からイジメていい?』



まさかそう来るとは。

どうにも厄介な先輩に絡まれたみたいで。





クールで無愛想
いじめられっ子な後輩

南 涼夏
─Minami Suzuka─(16)

×

サディストでサイコパス
いじめっ子な先輩

高槻 周
─Takatsuki Amane─(18)





『あれ?泣かない?おぉ睨む?
…いいねそういうの好きだよ』


『俺が教えてあげるよ。
お前は可哀想で憐れで惨めな
いじめられっ子なんだよーって』



わたしは、可哀想なんですか。



『だってそう見て欲しいんでしょ?』



そんなこと言ってくるのは
先輩だけ。









『なに被害者面してんの?
虐められてるお前だって立派な加害者』


『そうやって何もしないでただ受けてるだけ。
自分の心と体、十分虐めてんじゃん』



そんなこと言ってくれるのも
先輩だけ。









ねぇ先輩。

どうしてわたしなんかに構うんですか?



『苦しい?辛い?俺が嫌い?憎い?
ほらもっと出して』


『最低?ならこのままもっと最低なことしようか』



知るべきじゃなかった。

こんなにも狂った溺愛を。



『もっと嫌って、蔑んで、恨んで責めて。
───…もっと俺を興奮させてよ』



知りたくなかった。

先輩の『もっと』は
とても哀しいってことを───…。









『可哀想じゃないよ。
お前は、可哀想な子なんかじゃない』



おかしいね、
先輩のその言葉は。


可哀想で仕方がない───って、聞こえる。



『その顔は好きじゃないな。
だって守ってあげたくなっちゃうでしょ』














とある先輩の、歪んだ狂愛。




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