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恋の距離は0センチ

作品番号
1622045

最終更新日
2021/2/23

恋の距離は0センチ

如月 いちは/著 ジャンル/恋愛(純愛)
94ページ
PV数/2,741・総文字数/49,199

「ねぇ、もう少し笑ったら?」


初めて会ったその日にそう言われた。


「なんで嫌なものは嫌、無理なものは無理って断れないわけ?……そういう奴見てると俺、ムカつくんだよね」


神風くんの言うことは棘があって、
図星なわたしの心にグサッと刺さってくる。


「もっと素直になりなよ」


わたしはそんな神風くんが苦手。



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人見知りで引っ込み思案な女の子
七瀬 澪
-Nanase Mio-

×

二重人格なクラスの人気者
神風 唯斗
-Kamikaze Yuito-

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そんな神風くんだけど、


「澪なら大丈夫だって」


前に進めずにいれば、
いつもわたしの背中を押してくれる。


「世界が変わったみたいだろ?」


いつもわたしの知らない世界を教えてくれる。


たまに見せる神風くんの優しさに、
どんどんわたしは惹かれていった。



***



自分の気持ちを真っ直ぐに言える神風くんと
自分の気持ちをはっきり言えないわたし。


クラスの真ん中でキラキラ輝く神風くんと
端で羨ましく見つめるだけのわたし。


わたしたちの距離はずっと遠かった。





「わたし、神風くんのことが好き」


「やっと気づいたの?遅すぎだから」



わたしたちの見ている世界は違うと思ってた。


でも楽しい世界を教えてくれたのは神風くん。



───気づけば、わたしたちの距離は0センチ。





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