「分かった。すぐに向かう」
私のお父さんは小さな会社の社長で
「陽奈〜朝ごはんよ!」
お母さんはとっても優しい。
そんな家族は大好きで…
ーーだけどーー
「陽奈、見合いの話が来てるんだが」
「お父さんになんて口聞いてるの!」
一部分だけ、親を嫌ってしまう…
ある事からトラウマが出来た少女
柊 陽奈(ひいらぎ ひな)
×
少女を救う保険医
瀬川 蒼(せがわ あおい)
そんな中
両親と喧嘩して家を飛び出したある日…
「せんせ……助けて…っ…」
「陽奈ちゃん!?しっかりして!」
「…っ……せん……せ…」
「陽奈ちゃん‼︎」
ーー私は心も体も傷つけられてしまったーー
それからはもう、毎日が辛くて
ただひたすらこの世界から消えようとした。
「探したよ…陽奈ちゃん」
「離してっ、先生…
もう嫌…生きることが辛いの」
先生は、いつでも私を見つけてくれた。
「自由にさせて…先生…
もう私…耐えられない…っ」
「お願いですから…
もう…限界なんです」
「陽奈ちゃんが死ぬ必要は無い。
何があっても俺が守るから!
お願い。居なくならないで…」
そんな言葉、信じられるかな…。
私を守って、どんな意味がある…?
更新中にもかかわらず、本棚に入れて下さった
読書様!
本当にありがとうございます。