ーー…


「…ちゃん…陽奈ちゃん」


「ん…」


「着いたよ」


「っえ…」


先生の声が聞こえて目が覚めた。
私、寝てたんだ…


「エレベーターまで歩けるかな?」


え?エレベーター…?


私の家って一軒家だよね…?


あれ…?


「俺が支えてあげるから立てる?」


ポカンとそんな事を考えていたら
先生は助手席のドアを開けて私に手を
伸ばしていて。


そんな先生の手を取り頑張って立った。