私が通う高校では、あるアプリが流行していた。
その名も【人間消去アプリ】。
【消去したい人間の名前を入力してください】
そこに殺したいほど憎い人間の名前を入れると
望みどおり、その人間を消去してくれるらしい。
友人にすすめられて
アプリをインストールすることにした私。
だが、このときの私は気づかなかった。
アプリをインストールした自分が
狂気に取り憑かれてしまうことに……。
※一部、犯罪に関する記述がありますが、犯罪を推奨する小説ではありません。
- あらすじ
高2の理央は、友人から【人間消去アプリ】の存在を知らされる。
はじめはアプリに恐怖を感じていた理央だが、友人にすすめられて、【人間消去アプリ】をインストールすることに。
アプリが本物かをたしかめるため、理央は自分の祖母をアプリ内で入力する。すると、祖母は事故に遭って死んだ。さらに中学時代の元同級生の名前をも入力して、死んだのを見た理央は本物だと信じ、アプリを使い続けるが……。