どうか、
どうか、
最初で最後の俺の嘘を許してください。
最後まで、君を泣かせてしまうこんな俺を許して。
俺は君に何もしてあげられない。
何もできないけど、世界中で一番、君の幸せを願っているよ。
もう、泣かないで。
※完結いたしましたが、修正中です。
- あらすじ
ある日突然見えるようになった誰かの記憶の断片や、新しい出会いに翻弄されながら、高校生活を送っていく。現実には無いような、ちょっと不思議で、切ない物語。もしかしたら、あなたも何か大切なものを見落として、失っているかもしれない。失くしてしまいそうな、あなたの忘れ物に、この物語を通して気づけるといいですね。大切なものは、いつもあなたの側にあります。