雪の朝、君が眠りにつく前に
恋愛(ピュア)
完
0
- 作品番号
- 1280467
- 最終更新
- 2015/12/12
- 総文字数
- 4,225
- ページ数
- 13ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 4,010
- いいね数
- 0
雪のちらつくクリスマスの朝
プレゼントを贈り合うあたしたちは
この恋に後悔をしないけれど
☆.。.:*・゜
朝綺【ｱｻｷ】
不治の病を患う青年
×
麗【ｳﾗﾗ】
医学研究者の卵
☆.。.:*・゜
鼓動ひとつ呼吸ひとつ
そのたびに
タイムリミットが近付いてくる
☆レビューありがとうございます
中原 亜依さま
汐見 夏衛さま
☆ご感想ありがとうございます
汐見 夏衛さま
目次
この作品のレビュー
私の知り合いに同じような方がいました。 もう20年以上前のことです。 いつか空に向かって笑える日がくるように ドラマのようなストーリーです
全身の筋肉がだんだんと衰えていき、歩けなくなり、話せなくなり、表情さえ作れなくなり、最後には呼吸さえできなくなってしまう。 そんな不治の病に冒された恋人と共に過ごすクリスマス。 やるせなくて、悔しくて、悲しくて、切ない。 それでも彼らは誰よりも深いところでつながり、愛し合っている。 抗うことのできない時の流れの中で彼らが愛を育んできたことが伝わってきて、それでもやはり別れの時は刻一刻と近づいていて、読んでいて苦しいほどでした。 ＡＬＳの治療薬の研究開発を世界的に支援しようという動きもあります。 だからこそ、このような作品を読んで、いかに恐ろしい病気かを知っていかないといけないと思いました。
この作品の感想ノート
もう表紙を見た段階でだいぶ涙腺が危なかったんですが、読み進むにつれて、視界がじわじわ歪んでいきました。
たまたま帰省のため新幹線で移動中だったんですが、さすがに涙は流れなかったものの、だいぶ鼻をすすってしまったので、隣のおじさんはさぞや不愉快だったことでしょう(-_-;)
余談ですが、山陽新幹線はトンネルが多いので、なかなか次ページを読み込んでくれないのがイライラでした(笑)
本当に恐ろしい、そして苦しい、残酷な病気ですよね。もし自分や家族の身に降りかかったら、と思うと、なんともいえない気持ちになります。
なんとか一刻も早く特効薬が開発されることを祈るばかりです。
朝綺は寝たきりになってもやっぱり朝綺で、なんて強い人なんだろうと心を打たれました。
うららちゃん、研究がんばって！
本当に素晴らしい作品をありがとうございました。
中原 亜依さま
お読みいただき、ご丁寧なレビューをありがとうございます。
私の弟が、体が不自由な方の自立生活を支援するヘルパーの仕事をしています。
病気や麻痺で体が動かなくても、とてもユーモアがあったり、強い意志を持っておられたりする。
学ばせてもらったり笑わせてもらったりする。
そういうエピソードを弟から聞かせてもらううち、朝綺というキャラクターが生まれました。
重苦しい話ですが、「前を向かされる気持ちになる」と書いていただき、嬉しいです。
本当にありがとうございました！
汐見 夏衛さま
お読みいただき、レビューとご感想をありがとうございます！
本編で書けなかった、本当につらい時期の二人でした。
2015年現在、数多くの難病が不治とされていますよね。
病因となっている異常が遺伝子内のどこにあるのか判明しているのに、それを標的にして治療する方法の確立には至っていません。
2015年設定でも本編設定でも読めるようなラストにしてありますが、「これは本編！」と念じながら書かないと辛かったです。
喫茶店で、鼻をグスグスさせながら書いてました(^-^;
東海道新幹線はネット環境が整ってるのに、九州方面は困りますよね……。
余談ながら、進みかけていた企画が空中分解して、絶賛やさぐれ中でした。
別の方面から再チャレンジして新たなチャンスを分捕るまでは、年末年始も家に帰れません。
頑張ろう"8-(o ･_･)＝＝＝＝○
落ち着いたら、汐見さんの作品にもお邪魔します！
本当にありがとうございました！
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