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あいたい
此処野美夕
/著
総文字数/0
恋愛(ピュア)
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目が覚めると、私は白い光の中で大きな欠伸をかいた。パジャマのまま、ふとある場所へと目を移す。 棚の上に置かれている、彼との写真。写真の2人は笑顔で満ちていたが、私はその笑顔とは裏腹に視線を落とした。出かける準備を整え、駅へと向かう。温かい日差し、道の途中で黄色い小さな花を見つけると、そっと腰を下ろし花を見つめる。「花を見ていると、元気もらえるよな」そう言って笑う、彼の優しい顔を思い出す。苦しくて、胸がしめつけられた。 あいたい 君をおもうと どうしてこんなに涙が出るの あぁ 知らなかったよ あえない時にも 気づかない場所で 君に守られてる いつだって 彼が出張に出かける前日、私達は喧嘩をした。ほんの些細なことだった。今まで喧嘩なんて1度だってしたことがなかった。きっとすぐに仲直りできると、その時は信じていた。 だが離れてしまったことで余計に謝れない日々が続く。それでもどうしても彼の声が聞きたくて、勇気を出して私から電話をかけた。彼は「自分も離れてから、ずっと気にかけていた」と話してくれた。私、何をむきになっていたんだろう。嬉しくて、涙があふれた。 あいたい 君をおもうと どうしてこんなに強くなれるの あぁ 君がいるから 1人の時でも そばにいなくても ちゃんと生きなちゃって思えるんだ あいたい。雨の中でバスを待つ日も、日差しが優しくなった午後も、買い物の帰りに川辺で1人夕日を見る時も。彼にあいたい。夕暮れ、川辺で優しい風を感じ、目をつむる。彼の笑顔を思い出すと、急に鞄の中の携帯が鳴り響いた。 彼からのメール「今帰ってきたよ。これから会えないかな?」 私は立ち上がり、笑顔で家へと戻った。メールに「あいたい」と返して。 此処野美夕
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