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ココロの鍵
鳳 メイ
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#恋
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その子はいつもひとりだった。 周りにはいつも友達がいて、家でも笑顔いっぱいの家族がいて、でも彼女はひとり。 ある日、その子の前に一人の少年が現れる。 彼女は初めて自分の心を開き、本当の自分を出せる。 そして、彼に恋をした。 しかし、彼は昔の自分のように心に壁を感じる。 なぜ彼は壁を作ってしまうのか? なぜ心に鍵をしてしまうのか? その鍵を彼女は開けることが…
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いつかこの恋を笑顔で話せるその日まで。
鳳 メイ
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《第二章》 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めまして。 私は主人公の心の中にいる妖怪 「flower」です。 このお話しは、私が中にいる華ちゃんのあるひとつの恋を描いたお話しです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ~6年前~ 小学2年生。 この頃の華はいつもニコニコしていて男女共に仲が良く、気が付けば周りには友達が集まっていた。 そんな華には最近、気になる子がいた。 津浪 昇(のぼる) 昇は野球チームに入っていて、華と同じように男女関係なく仲が良かった。 そんな華と昇は、1年生の時のクラスが同じで席替えをする度に隣の席になっていた。 2年生になった今でも、席が隣になのは変わらなかった。 最初は話す事もなかった2人だったが、話すようになってからは徐々にお互いを信頼するようになっていた。 そんな昇に華は恋をした。 華はこの気持ちをどうにか伝えようと、手紙を書いた。 ================== 昇くんへ いきなり手紙なんて書いてごめんね。 昇くんにこの気持ちを伝えようと、手紙を書きました。 私は昇くんが好きです。 華より ================== これが、当時小学2年生の精一杯考えて書いたラブレターだった。 次の日。 華は昨日書いた手紙をランドセルに入れ、いつも通り学校に行った。 その日の授業はいつもより長く感じた。 放課後。 教室には華と昇の2人だけだった。 華は震える手に手紙を持ち、震える声で昇に自分の思いを伝えた。 「…これ。受け取ってくれる?」 少し間を開けてから、 「…うん、ありがとう。」 華は手紙を渡した瞬間、教室から飛び出してしまった。 次の日の朝。 華は昨日の事が気になって落ち着かなかったので、いつもよりも早く学校に向かった。 いつもより早く出てきたのに教室には誰かの姿があった。 昇くんだ…。 華はドアの前で深呼吸をし、覚悟を決めて教室に入って行った。 「昇くん、おはよー。」 「あっ。華…おはよう。」 華が自分の席に着いたのと同時に昇が華に向かって、 「…昨日の手紙の事なんだけどさぁ、 俺、華の事前から好きだったんだ。」 華はその言葉に耳を疑った。 「…え。」 「俺、1年の時からずっと好きだった。」 それは、昇からの意外な告白だった。
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《第一章》 いつかこの恋を話せる日がくるのかなぁ… ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めまして。 私は主人公の心の中にいる妖精 「flower」です。 このお話は、私が中にいる華ちゃんの あるひとつの恋を描いたお話です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 中学2年の秋。 部活のシーズンも終わりここ最近は練習会や講習会などばかり。 陸上部に所属している「華(はな)」はこの秋、選抜選手に選ばれた。 …しかし、華はその事に関して何も感じなかった。 嫌とも、嬉しいとも…。 陸上部には、最近バスケ部から編入してきた「駿(しゅん)」という子がいた。 彼は、勉強が目立って出来るわけでもなく、スポーツ万能って訳でもなかったが 、男女関係なく優しかったのでとても人気者だった。 華と駿は、1年生の時に数回話しただけでちゃんと話した事はなかった。 そんな華と駿にはひとつ、共通点があった。 それは、小学校のバスケットボールクラブが一緒だったのだ。 だが、駿が入ったのは華が辞めてからの事だったので、2人が顔を会わす事はなかった。 そんな駿に、華は珍しく興味を持っていた。 ある日の練習会。 今日は、他県の選手達との練習会だった。 練習会が終わり、他県の選手達を送り出している時の事だった。 選手が乗っているバスを追いかけながら送り出していた時、足下にあった石につまづいて倒れそうになった華を駿がとっさに受け止めてくれたのだ。 華は、小学校2年生の時のある事がきっかけで、恋をするのが怖くなってしまっていた。 そんな華にこの時少し変化があった。 華は駿に恋をしてしまったのだ。
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