いつだって私は、夢に向かって頑張るきみをいちばん近くで見てきた。
だけどもう、届かなくなっちゃったなあ、って。
そう、思っていたのに。
「俺は那智を置いて行ったりしないよ、ぜったい」
いつだってきみは、私の1番欲しい言葉をくれて。
彼の歩む姿が眩しくて、羨ましくて。私が勝手に、立ち止まってしまっただけなのだと。
この愛しい人は、いつだって──。
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差し出されたガラスの靴は、少し窮屈で。もう私には、これを履いて歩くことはできないのかもしれない。
だけど、きみが私を、選んでくれるのなら。
ただそれだけで、このガラスの靴は私のものなんだって、胸を張って言うことができるのです。
──芸能人の彼氏を持つ女の子の、葛藤とそれを乗り越えるまでの素敵ストーリー。
作者さまの持つ優しい雰囲気のお話で、ぜひみなさんもほっこりしてください*