春川 メルさんのレビュー一覧
2013/10/12 12:53
空々蝉
短い頁の中にもゆるやかに漂う、初秋の風景。
それはまるで、白く柔らかな布地にじわじわと染み込んで、二度と落ちなくなった汚れのような。
そんな彼に、こころもからだも、侵された。
「いらっしゃい、また来たの」
小さな、木造の平屋の。
その古ぼけた磨りガラスの引き戸の向こうで、色白で端正な顔の彼が、今日もわたしを甘く誘う。
『全部捨てて、全部壊して、魂ごとからっぽになったら、きみのことを愛してあげる』
──ねぇ、わたしの中を、あなたでいっぱいにしてよ。
たとえそれが、歪んだ恋のカタチでも。
きっとわたしは、満たされる。
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少しだけノスタルジックな“和”の空間の中にある、少し歪んだ愛のお話。
ぜひみなさんも、覗いてみてください。
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2013/08/13 20:26
無気力女神と何様ヒーロー
「笑って、羽衣奈さん」
まず、出だしの『スカイブルーなんて可愛いものじゃない。』の一文にやられました(笑)
無気力な勝利の女神、羽衣奈さんと、何様ヒーローな宙くん。
ふたりが参加している体育祭の中にまるで自分もいるかのような、そんな臨場感溢れるお話でした(*´ω`*)
特に、後半のリレーのシーンは必見です!
あなたもきっと、何様ヒーローくんの虜になってしまいますよ(笑)
こんなに素敵な関係なのに、まだ付き合っていないというのもツボです\(^o^)/
無気力女神ちゃんの名前にも実は隠れた秘密があるので、最後までお見逃しなく(ノ´∀`*)
素敵なお話、ありがとうございました!
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