来海シスコさんのレビュー一覧
夏の高校球児は、それぞれが色んな思いをあの小さなボールに託して戦っている。 勝っても負けても、観る人に大きな感動を与えてくれるその姿は、本当に爽やか。 夏の甲子園の熱気と、淡い恋の始まり、それが短い文章の中にぎゅっと詰まっています。 もうすぐ夏は終わるけれど、また次の夏が待ち遠しくなる、そんな素敵な作品でした。
夢を持っている人は眩しい。目標に向かってまっしぐらに進む姿は美しい。 ――果たして、本当にそうかな? いくつになっても叶いそうにない夢にすがる人が居る。 頑張れば夢は叶うけれど、犠牲にするものが多すぎて諦める人も居る。 夢は素敵なものだけれど、現実も大事。 どっちを取ればいいかなんて、誰にも解らない。 でも、どっちを取ろうと歩き続ける人でありたい。 そう思わせてくれる作品でした。
ページ数の多さを全く感じないほど、ドキドキしっぱなしでした! 登場人物がたくさん出てきますが、キャラがしっかりとつくられているので戸惑うこともなく、むしろその魅力にどんどん引き込まれていきました。 展開の読めないストーリーの運び、クライマックスの盛り上がり…どれも読者の心をつかんで離してくれません! 動物と人間、住む世界の違う二人のドキドキ ラブファンタジーを、是非その目でご覧下さい♪
単なる推理小説ではなく、読者参加型、という楽しみがプラスされたこの作品。 作者からの挑戦状に正解したくて、何度読み返したかわかりません。 しかし、考えれば考えるほど迷宮に入り込んでしまう… そんな謎をあっさりと答えに導く主人公、桜庭匠はまだ小学生。 事件現場を見ることなく推理を展開させる、小さな安楽椅子探偵の活躍、あなたも是非ご覧になってみて下さい。 傍らには、ラテをお忘れなく。