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勝算の見えない、切ない片想い。 それでも、調理部に所属する主人公ひかりはクールなサッカー少年朝日へ手作りのお菓子を届け続ける。淡い恋心、もどかしい友情、プライド、嫉妬、思いやり...青春の味は、いつも少し甘く、少ししょっぱい。 素直で真っ直ぐなひかりの健気な姿に、きっと誰もが元気をもらい、そして暖かな気持ちになるはず。個性豊かな登場人物たちのそれぞれの思いが、寄り道、回り道をしながら、少しずつ結ばれて行きます。Aki*先生の魅力である優しい文体が、校舎を吹き抜ける爽やかな風となってあなたの心に届くことでしょう。
ありがとう、という気持ちも、ごめんね、という気持ちも、 こんなに重み、深みを伴うものなのだと、目頭を熱くしながら読み進めました。 私を含め、同じような経験をされた方々の共感を得る作品だと思います。 辛い経験だからこそ、形に残すことで、誰かの小さな支えになるのだと。 作者様のお子さんが、また戻って来ますように…… 素敵な作品を、ありがとうございました。
タイトルに目を引かれ…2度繰り返して拝読しました。 大切な、大切な小さな命。 短い時間であれ、作者様は母の顔になったに違いありません。 自分の命の尊さを改めて感じますし、両親への感謝も芽生えます。 優しい気持ちになれる作品でした☆彡
心の距離は線対称。それでも恋焦がれる気持ちの無限数列は収束せず、発散してこぼれ落ちる。 それでも、きっと、あなたと私は友愛数。 機知に富みながらも、優しさの滲み出る作品でした。
飾られた言葉よりも、心からの叫びを言語化し、伝えることの難しさを痛感している最近。殊に生き方や命に関わる問題は非常にデリケートで、難しいテーマであると思います。 そんな中この作品は、素直で温かな言葉によって、人の心をそっと癒してくれる力を持っている希有な存在です。不安で押しつぶされそうになったときに、ふと立ち止まり、優しく背中を押してくれる作品の1つです。 誰しも、生きることが辛くなるほど悩み苦しむことはあるはず。そんなとき、生き続けるからこそ、未来が変わる。乗り越えた苦難は、誰かを支える力になる。そういった強さを、本作品から感じ取ることが出来るはず。 この出逢いに、感謝致します。
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