陽生さんのレビュー一覧
咲良は同じサークルの桜哉に告白されるが、断ってしまう。 そんな彼女の元に届き始めた手紙。 その送り主は、お兄ちゃんのように慕っていた夏輝だった。 ずっと忘れられなかった人からの突然の手紙。 そして夏輝と似ている桜哉。 咲良が桜哉から告げられた真実とは――…? 春の淡い描写が丁寧にされていて、優しい気持ちになります。 素敵な作品です。
1人の男性を巡って3人の女が抱く思惑。 どうしたら彼が自分だけのものになる…? 彼女達の思惑は、酷く滑稽で恐ろしい。 でも人間は、どんな手を使っても愛する人を独占したいと思うもの。 人間の奥底に眠る感情が鮮明に描かれている作品です。
“もう恋なんてしない” 過去の恋愛のせいで そう思っていた彼女の前に現れたハギ。 ハギとの出逢いから段々と変化していく心。 淡い恋模様――… 心情の描写が繊細で、とても純粋な気持ちが伝わってきます。 一緒にいたいと想う人と一緒にいられる事は、人間にとって一番幸せなことだと 普段忘れがちな気持ちを思い出させてくれる素敵な作品です。
頑張ってるキミに私が出来ること キミの姿を キミへの気持ちを 綴ること。 綺麗事でもなく 誰かを感動させたいわけでもない。 ただ、ありのままのキミを… 短い文章の中に素直でじんわりと胸に染みる言葉が綴られています。 とても読みやすいので是非覗いてみて下さい。
聴力を失った彼女がいる光輝。 彼女の声が聞けるのは 体を重ねている時だけ。 光輝はどうしても 彼女の口から 彼女の声で “愛してる”と聞きたかった。 自分がちゃんと 愛されているのだと感じたいから…。 人と人との間に言葉という存在はとても大切なものです。 でも、大切なのは 『声』じゃなくて『言葉』だと教わった気がします。 切なさの中にも温かな愛情が詰まった素敵な作品です。
満たされない日々を送っていた伊織の前に現れた男、セキ。 セキは謎に包まれた自称・ペテン師。 甘い中にあるミステリー感に、必ず引き込まれます。 続きをお楽しみにとっておきたいと思っても、ついついページをめくってしまう そんな作品でした♪
2年間付き合った彼氏から突然別れを告げられた美由。 そんな彼女の前に、1人の男の子が現れた。 温かいミルクティーをくれた男の子。 その彼と運命のような再会を果たす美由は――? タイトル通り、ミルクティーのような甘い恋にキュンとなります。 今の時期にピッタリなこちらの作品 是非覗いてみて下さい。
3人の女の子の 誰にも言えない“ヒミツの恋” 乙女心が丁寧で繊細に描かれているので、凄く話に引き込まれます。 共感出来る気持ちがいっぱい詰まっていてキュンとしちゃいました♪♪ 皆さんも是非感情移入しちゃうこちらの作品をご覧ください。
学生時代に“いじめ”というものはつきものです。 いじめられる人 いじめる人 ただそれを見てるだけの人 誰しもどれかになった事があると思います。 些細な事が原因だったり 自分と違うという偏見だったり… あの頃は分からなかったイジメの無意味さや馬鹿馬鹿しさ “普通”の人なんていない。 みんな違って当たり前。 それは大人になって分かる気持ちです。 色々考えさせられる、素敵な作品です。
ハチの王国を舞台とした戦争と平和のお話。 人間だけではなく 生きているものは平和を求めて戦争をします。 力があるものがいる限り、いつの時代も戦争は終わらないのかもしれません。 でも 命あるものは皆、自分と他人の命を大切にしなくてはいけません。 普段ちゃんと理解しているようで 実は欠けている気持ちを教えてくれる素敵な作品でした。
素敵な作家様4人によるリレー小説の続編。 新たな道へ、夏の物語。 冬の死に罪悪感を感じる夏。 そんな彼の前に現れた雪の存在のおかげで、彼の心情にも変化が――。 そして秋と雪の入籍。 周りが新たな道を歩き始めた頃 彼は自分の本当の気持ちに気付く。 闇に覆われていた彼ら。だけど最後は、みんな幸せな道へ歩き出し、やっとまた笑い合える。 凄く素敵な結末に感動しました。 本編・続編を通して、この作品に出会えてよかったと想える素晴らしいリレー小説です。
素敵な作家様4人によるリレー小説の続編。 揺れる想い、春の物語です。 夏の気持ちを知っている春の想い。 秋の気持ちを知っている春の想い。 いつも友情を大切にしている彼女。 夏への想いに けじめをつけることで前を向き始めた春。 優しい彼女に幸せが降り注いで欲しいと願いたくなると思います。 本編を読まれていない方は是非本編からお読み下さい。 続編に込められた想いが、凄く胸に響きます。
素敵な作家様4人によるリレー小説の続編。 白い雪、冬の物語です。 本編を読まれた方なら、亡くなった冬の続編、どのように描くのかと気になるかと思います。 春、夏、秋の前に現れた冬にそっくりな男。 その男の名前は“雪” 彼は冬の双子の弟だった。 冬を失ったことで、それぞれ心に深い傷を負っていた3人にとって 雪の存在は救いだと思います。 素敵な展開に、続編の続編が読みたくなるはずです。
素敵な作家様4人によるリレー小説の続編。 巡る季節、秋の物語です。 冬を失ってから、喪失感に襲われていた秋。 でも春と夏の2人の優しさに支えられ、前を向き始める彼女。 冬がいなくなっても 冬を想う秋の気持ちに凄く感動しました。 本編を読まれていない方は是非本編からお読み下さい。 続編の個々の気持ちが、凄く胸に染みるはずです。
5つの章に分けられた様々な恋模様。 その想いは 切なく 淡く 悲しく 儚く… でも全て優しい恋心。 優しい文章で綴られた作品です。 必ず共感出来る想いがあると思います。 とても素敵な作品です。
いつもそばにいるから 彼への気持ちに気づかなかった主人公。 でも、友達から彼との仲を取り持つように頼まれて――? 短編で読みやすい上、 内容も甘くしっかり詰まっていて素敵な作品でした♪ 是非読んでみて下さい☆
付き合って4年が経ち、慣れ合いの関係になってしまった。 いつも、一緒にいても雑誌を読んだり好きな事をしている彼氏。 私の事、本当に好きなのかな? 私って彼にとって何なのかな? 不器用な彼氏に対して不満が溜まり、爆発してしまう彼女。 でも…? 最後はついついニンマリしてしまう素敵な作品でした。 恋人がいる方なら、主人公の気持ちに共感が持てるはずですよ♪