長月イチカさんのレビュー一覧
とにかく、すごい。 面白い。 なにが、と言われるとネタバレになってしまうので 上げるとすればアイデアと発想と奇抜さ。 止まらない 止められない 混ざり合う“面白さ” なにが面白いのかは、読んで体感すべし。 リアルとフィクションにさ迷いながら その最後を見届けてください。 できれば携帯で。 より身近に感じれます。 まさに体感する携帯小説に、脱帽しました。 ぜひ、あなたも。
素敵で無敵な会長さまと 興味がなかったはずが 次第に惹かれていく、少年。 まるで背中合わせのようなふたりが やがて一本の、線の上に立つ。 それはいつか誰かが もしくは自分が引いた 白いライン。 その小さな世界で 少しずつ前へ、歩き出した時 やがてふたりは真正面から向き合っていた。 散りばめられる、会長の秘密。 惹かれていく恋ゴコロ。 小さな世界で その景色は揺れる。 青空に呑み込まれてしまいそうなほど めまぐるしく、いとしく せつなく。 そこに永遠はないけれど 確かな一瞬は きっと色褪せない。 なんて青空に映える作品。 青空を見上げたくなる作品。 ほんのり甘酸っぱく、まさに青春。 胸に鮮やかな彩りを残す そんな素敵な作品です。 ぜひ、ご一読。
ありきたりな言葉だけれど“未来がある”ということは、 本当に幸せなことなんだ。 そう思わずにはいられない。それを、純粋に信じられる。 このふたりがそれを教えてくれたから。 運命だとか、奇跡だとか そんな曖昧で不確かなものを信じるのに 必要なものがすべて、この中にある。 愛するということ 信じるということ 投げ出さず、生きていくということ。 だけど一歩先は暗闇で 見失った時もあったけれど “愛”は確かに 深く胸に息づいていた。 涙に濡れ、光が消えてしまいそうになっても 彼らは愛を、決して諦めなかった。誰ひとり投げ出さなかった。 キャラひとりひとりに確かな体温を感じ、胸を動かされました。 ただひたすら幸せを願わずにはいられず、そして身近にいる人を、愛したくなる作品です。 胸に深く響く素敵な作品でした。 ぜひ、ご一読。
ひとつの狂気が やがてすべてを蝕んでいく。 それは15歳の少年少女の 未来までも。 “生”か“死”かを 目の前に突きつけられた時 15歳の彼らが思うのは それは人間としての 本能。 だけど自分が ではなく 誰かを想う時。 それは新しい選択を 未来を 選び取れるのかもしれない。 自分と 他人と 大切な人と。 心の芯から向き合うことのできる そして大切なことを学び取れる 素敵な作品。 最後にぞくりと カラダとココロが震えます。 ぜひ、ご一読。
自分のカラダに、欲に、一番素直な年頃。 それは同時に、カラダが求めているだけだということ。 それでいいのかもしれない。そういう人間は、たくさんいるのかもしれない。 だけど主人公は、出逢ったのだ。 ココロが求める存在に。 出逢いが意味を帯び、カラダが重なるたびに気持ちが募り そうして人は、恋におちてゆく。 描写にただドキドキし、気付けば一緒に悩んで考えられる作品です。 みなさんの“愛のカタチ”見つけてみませんか? ぜひ、ご一読。
髪の毛の先から、つまさきまで。 どっぷりとこの世界に ふたりに この夏に はまりました。埋め尽くされました。 この夏は、この恋は、きっと色褪せない。 ドラマや映画やマンガの世界じゃない。 この夏に、このふたりに出逢えたことに本当に感謝。 奇跡なんかじゃない、ふたりの軌跡、ぜひ見届けて下さい。 まっすぐ未来に向かうふたりに、背中を押されます。 永遠の、夏に 手を振ります。
笑って、泣けて、ドキドキする。完結が寂しいくらい、大好きな作品。 人を好きになって、恋を知って。 いろんな気持ちを 誰かの中に見つけたり 自分の中で知らず芽吹いたり。 一歩ずつ。 出逢いながら、ぶつかりながら、歩み寄りながら。 ひとりの女の子が成長していく姿を、見守ることができました。 まっすぐ、体ごとぶつかる女の子です。 巧みな構成に、文章。心理描写。そして何より魅力的なキャラたち。 すべてに引き込まれ、こんなにドキドキして、笑った作品はありません。 すべての人に、特に思わず笑い転げたい人におススメです! ぜひご一読!
今、すぐそばにあるものを そこに揺るぎなくある真実を まっすぐ見つめ 肌で感じることのできる作品です。 今を生きるということ そして、生きていくということ。 迷いも、葛藤も 捨ててしまいたくなるものも それらが本当は一番たいせつなんだと そう思えました。 誰でも“今”を変えるキッカケは、その銃鉄は 手の中にあるはず。 ただただ深く自分に問い掛ける 愛とリアルを感じることのできる作品です。 ぜひ、ご一読。
出会い、惹かれ 導かれたふたり。 最初から最後までどきどきハラハラで 作品の構成や展開にとにかく引き込まれます。 レンアイって、上手くいかないこともある。 傷ついたり、傷つけたり 信じられなくなったり、揺らいでしまったり。 だけどそうして見つけた本当の気持ちは 自分がなにより信じられる気持ち。 いろんな困難を乗り越えて 恋から愛に変わっていく、ふたりの恋愛レシピ。 恋ってやっぱりいいな。 誰かと、恋愛したい。 そしてやっぱりできれば 自分だけの人に出逢いたい。 そう思えます! まずはここから レンアイの極意、味わってみてください。
耳を澄ませたくなる。 その声を聴きたくなる。 届くことを祈り 返事が返ってくることを 願いたくなる。 そして青空を見上げたくなる。 そんな素敵な作品です。 胸に染み込む言葉たちに引き込まれました。 ぜひ一読。
頭でどんなに理解していてもあらがえない本能を、 またそれを無条件で共有する、苦しい想いを抱えた双子の明姫と明良。 惹かれるのも 求めるのも 拒絶するのも 愛するのも 逃げるのも 恋愛の対象が肉親というだけでなく、双子の片割れということが、 フツウの恋愛の何倍もの葛藤と苦しみが、胸を締め付けます。 ただ成長と幸せを願わずにはいられない、この作品すべてが、 キャラや言葉を通してひとつの恋愛論を語りかけてくる作品です。 必読!!