プロフィール

野々さくら
【会員番号】1323972
青春、大人の純恋愛、ヒューマンドラマを中心に書いています。
児童文庫もチャレンジしていきたいと思ってます。
青春小説の尊さを教えてくれたスターツ出版さんで、書籍化を目指しています。

キャラ短
最終選考3回

おすすめ掲載
2回

エブリスタ 妄コン
佳作 2回

アルファポリス ほっこりじんわり大賞
奨励賞 1回

まだまだです。
キャラ短受賞を目指しています。

作品一覧

大好きな君を振り向かせたい! 〜偽装の彼氏はジュニアアイドル。幼なじみパワーで、クールな彼に笑顔を取り戻しちゃいます〜

総文字数/10,161

恋愛(ラブコメ)1ページ

スターツ出版小説投稿サイト合同企画「第2回1話だけ大賞」野いちご会場エントリー中
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「僕が紗枝の『彼氏のフリ』をして、拓真の本心を引き出すのはどうかな?」  幼なじみの男の子、本田翔による、偽装の彼氏計画。それが恋の波乱を生むなんて、この時の私には想像できなかった。  私、川口紗枝。中学1年生。私には大好きな人がいる。  桐島拓真、幼なじみの同級生。    拓真と翔と私は、幼稚園に入園する前からの友だちで、ずっと一緒だった。  真面目でしっかり者の拓真。  明るく、ムードメーカーな翔  何の取り柄もない、ただの足手まといな私。  こんな私にも二人はとっても優しくて、一緒にいる時間はかけがいのない時間だった。  私が拓真のことを好きになると、それに気づいた翔が応援してくれた。  でも三人でいられたのは、小学校3年生まで。  翔がジュニアアイドルとして、まさかのデビュー。甘いマスクと、優しいささやきに、「癒しの王子様」の異名をもち、誰もが知るアイドルへと変わっていった。  そして、もう一人変わったのは拓真。  4年生ぐらいから口数が減って、私を避けるようになり、そして笑わなくなった。  一緒にいてくれるのは、登下校の時のみ。  限られた時間でいっぱい話しかけるけど、どこまでもそっけない。……私がメイワクばっか、かけているせいで。  そんなこんなで中学校に入学。  いつもアイドル活動で忙しい翔が学校に馴染もうと登校するけど、ファンに囲まれて昔みたいに軽く関われない。  やっと三人で過ごせる下校時間。私がまたメイワクをかけたことに拓真は呆れて、一人帰ってしまった。  拓真に好きになってほしいなんて、そんなことまで望んでいない。ただ三人で仲良くいたいだけ。  そんな想いが溢れてきて、瞳から熱いものが落ちていく。  ああ、もうやだ。中学生になっても弱くて、泣き虫だなんて。側に居てくれる翔からしても、メイワクだよね?  優しくハンカチで涙を拭いてくれた翔は、突然こんなことを言い出した。 「ボクが紗枝の彼氏のフリをして、拓真の本心を引き出すのはどうかな?」  小さいころから変わらない翔のやわらかな笑顔と声に、私は小さく頷いた。  こうして始まる、「偽装の彼氏計画」。  私に彼氏がいるかもしれないと気づいた時、拓真はどんな反応してくれるのかな?  気を引くことなんて、できるのかな?  私が拓真を笑顔にすることなんて、できるのかな?

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