2022年2月発売の単行本(野いちご)
共感に感動の涙
「消えたい」と願ったら、みんなが私を忘れていた。
世界が私を消していく
[原題]世界が君を消していく
イラストレーター：凪
- あらすじ
- 気になっていた時枝くんと席が近くなって、学校が楽しくなっていた紗弥。ある日、仲の良かったグループの関係が崩れてしまう。嫌われないように必死な紗弥だけど、SNSの裏アカに友だちの悪口を書きこんでいるという嘘の噂が広まってしまう。さらに時枝くんにも知られ…。追い詰められた紗弥は「この世界から消えたい」と強く願った。――次の日、学校のみんなは紗弥と初めて会ったような態度。あの噂さえも消えていた。紗弥を傷つけるものはなくなり、生きやすくなった。けれど…。「もう、忘れられるのはイヤ。私のこと、信じてほしい」そんな紗弥を、時枝くんだけは何度も思い出して、見つけてくれた。
- 著者コメント
- 友達との関係、片思い、SNSのなりすまし、学校という世界で苦しんでいた主人公が消えたいと願い、周りの記憶から消えてしまった物語です。主人公の選択を見守っていただけると嬉しいです。書籍ではヒーロー視点のその後の話も書き下ろしています。前作に続き、表紙は凪さんにとても素敵に描いていただきました！今回もキラキラ加工つきです。