2021年10月発売の単行本(野いちご)
”普通”とちがうって、なんて大変なことなんだろう。
雨上がり、君が映す空はきっと美しい
イラストレーター:いちご飴
- あらすじ
- 友達がいて成績もそこそこな美雨は、昔から外見を母親や周囲にけなされ、目立たないように”普通”を演じていた。ある日、映研の部長・映人先輩にひとめぼれした美雨。見ているだけの恋のはずが、先輩から部活に誘われて世界が一変する。外見は抜群にいいけれど、自分の信念を貫きとおす一風変わった先輩とかかわるうちに、”新しい世界”があることに気づいていく。「君の雨がやむのを、ずっと待ってる――」勇気がもらえる感動の物語!
- 著者コメント
- こんにちは、汐見夏衛です。この度『雨上がり、君が映す空はきっと美しい』という単行本を刊行していただけることになりました。自分の容姿も性格も大嫌いな女の子と、映画制作に夢中な先輩の物語です。コンプレックスを抱えて苦しむ方に届けたい言葉を、私なりに本作に込めました。自分を好きになれないあなたへ贈ります。
ハッピーエンドじゃなかった。
でも、君じゃなきゃだめだった。
でも、君じゃなきゃだめだった。
上書き保存のできない、たったひとつの恋だった。
[原題]また笑って会える日が来るなら、その日まで
イラストレーター:松本ぼっくり
- あらすじ
- 勉強も人付き合いもうまくできるけれど、本気で人を好きになったことがない。そんな蒼は、大学卒業後に就いた職場で、後輩の遙と出会う。意味のない上下関係は大嫌いで、「それでいい」よりも「それがいい」と言える人が好き。同じ曲を、お守りのように聴いていた。――嘘みたいに共通点の多いふたりは、出会った夜から、恋人同士のような深くて甘い関係にのめりこんでいく。でも、「恋人になろう」とは、あと一歩のところで言えない。それには、秘められた理由があって…?あの日の自分を重ねずにはいられない。痛いほどの共感にふるえる、恋愛物語。
- 著者コメント
- はじめまして。Sytryと申します。この度『上書き保存のできない、たったひとつの恋だった。』を出版させていただくことになりました。本作では、2018年を舞台に、一夜を境に急接近した、二人の生っぽい恋愛模様を描いております。半分は実話をもとにしておりますので、読者の皆様には、ちょっと大人な等身大の恋を、追体験していただけると思います。松本ぼっくり様の素敵なイラストも併せて、楽しんでいただければ幸いです。