「つか、質問に質問で返すなよ。 お前らは?」 「わたし達は…… 本屋行って……それで帰ってきた。」 「ふーん……」 そう言うと、颯真は塀を背にして座り込む。 電灯に照らされる髪はーー 悠太くんとは正反対の漆黒。 「悠太、いいやつだろ?」 「……うん。」 「俺のおすすめ。」 そう言って、颯真は手を口にあて、顔をそむけながらくすっと笑う。 「颯真はーー」 わたしはーー笑えないよ。 「わたしと悠太くんが付き合えばいいって思ってる?」