次に付き合ったのは、中学の時
同級生だった。
私は、今度こそ本気の恋が出来ると信じていた。
けど、その恋も本気じゃなかったんだ。
それは、彼に家に誘われた時だった。
「なぁ、わかってるか?」
『何を?』
「彼女を彼氏の家に誘うわけ」
『知ってるよ』
「じゃあ、良いよな」
そういうと、彼は私を押し倒した。
その時だった。
父さんの言葉が過ったのは
―お前は、男を惑わす女だな―
その時から私は、記憶がない。
彼に捧げたのか、それとも逃げたのか…
けど、分かる事ならある。
私は、また本気の恋が出来なかったという事を
だって、彼が傷ついた顔をして別れを切り出してきたからだ。
そして、彼も父さんや先生が言った言葉を
私に浴びせる。
私は、父さんに囚われてる。
永遠に離す事が出来ない禁断の言葉に
中学、高校、大学
彼氏は何回も出来た。
けど、それでも父さんの言葉が私を離してくれない。
父さんの言葉が過ると、私は現実を知る。
あぁ、私は男を惑わす女なんだ。
だから、私に想いを寄せるのは
私ではなく
私という女に夢中になるからなんだ。
じゃあ、私は本気の恋は出来ないんだね。
父さん
それが
あなたの望みだったのでしょうか…
