何故か視線が外せずに、一人と一匹、じぃっと見つめ合う。 「みーちゃん、この子がいい!」 満面の笑みを浮かべ、その子が私を指差したから、もう大変。 えっ? ええええっ~~~~!? 何で? 何で!? 私、もうパニック寸前。思わず、びろーんって伸ばしてた手足、おまけに顔半分、甲羅の中に引っ込めちゃったわよ! ぱりぱりに乾いてるもんだから、皮膚と皮膚が引っ張られて痛いこと!