「お前…

いじめられたいのか?」



そう言って彼はまた私の頬に触る



「っ!?そんなわけないでしょ!?

あんたなんて…

嫌いだっつーの!」


私は言いたいことを全部一気に言ったから、

肩で息をしてる



「随分気が強いんだな…」



先輩はそう言って手を離した



「面白い…


お前の事…絶対に振り向かせてやるからな…」



キーンコーンカーンコーン…



それを合図にチャイムが鳴った



「じゃあな…」



そう告げて彼は去っていった