――翌日―― 私はいつものように彩と登校していた 「ねー聞いてぇ 昨日さぁ…」 「なに?」 「シバカイ先輩に会ったんだ…」 「シバ…なに?」 あっ、そっか 「シバカイ先輩はあの不良グループの中の一人」 「ふーん。で?」 「いやーね? 血が出てたからハンカチ貸してあげたの!」 「こわ…舞優しー… っっ!」 「まぁ頑張ったんだぁ… ってどうした?」 私の後ろを青ざめた顔で見ていた 不思議に思って振り向くと…