それから一週間後



いつものように彩と帰っていた



「ねぇ舞~♪」



「なに?」



何だか彩が嬉しそう


「私ね、学級委員になったんだぁ」



「そうなんだ!良かったね♪」



「うん♪」



そう言って彩はニッコリ笑った



「舞のクラスは?」


「あーと、小林さん…」



「あ~、あの小林さん?」



…えっ?



「なんで彩が知ってるの?」



「同じクラスの子が言ってた。


凄い美人でしっかりしててみんなの中心にいるんでしょう?」



「全くその通りです…」



「でも…


私は舞の方が可愛いと思うなぁ」



「…は?」



「うちのクラスでも話題だよ?


小林さんに並ぶ可愛い子がいるって」



「嘘だぁ」



「ホントだって!」



……まぁ、冗談だとしても嬉しいけど



「あっ、じゃあ舞バイバイ♪」



いつもの場所で彩と別れた