情熱効果あり

「お疲れ様でしたー」


いつものように何事もなく業務は終了した。

夕食を‘ひだまり’で取ることに決めた私は自転車に乗る。


「麻衣」


「はい?」


「真っ直ぐ家に帰る?」


「いえ、‘ひだまり’でご飯を食べようかと…」


何か用があるのかな?呼び止めた哲志先輩に首を傾げる。


「‘ひだまり’か…俺も行く。すぐそこだし、歩いて行こう」


自転車をあった場所に戻し、哲志先輩と歩いていく。


「何か用があるんですか?」


「とりあえず食べよう。腹減った」


カランコロン


「いらっしゃいませー」


今日もかわいい笑顔の日菜子ちゃんが出迎えてくれる。


「あれ?2人一緒に来るなんて、珍しいですね」


珍しいどころか初めてだ。別々に入って、たまたま出会うことはあっても、一緒には来たことがない。