情熱効果あり

「まあ、寝ていてもいいかな。やろうと思えば、出来るし。覚悟しておいてね」


何ですって!

勝手にやられては困る。寝てる間に覚悟なんて出来ない。


「哲志せんぱーい」


「ん?どうした?」


「もうまぶたが重くて、今すぐにでもー、眠れますー」


少し上目遣いで見てみる。


「麻衣…酔っているわりには、言ってることが結構まともだね。ちゃんと喋れているし。それに、その目は逆効果だよ」


まとも?まともに見られてはいけない。酔っ払いはどんな風に喋るのだっけ?

それに逆効果?私の行為はヤバい方向にいってるの?

酔っ払いをどう演じたらいいのか思案する。


「ん?やっぱり酔ってるのかな?無口になっちゃったし。麻衣は酔うと無口になるよね」


そうだった…私はかなり酔うと喋らなくなるんだった。哲志先輩に甘えたのは失敗だったかな。