情熱効果あり

いくら何でも、その言葉には、頷けない。


「わお!それは、それは、おめでとうございます!」


またまた健くんがなぜか目を輝かせて喜ぶ。健くんのテンションは、朝から無駄に高すぎる。
きっと寝起きも良いのだろう。


「違う!まだ決まってないから」


「あれ?そうなんですか?」


「ん、まあ…俺の願望だけど、叶える自信はある」


「おお!さすがですね!」


自信?どこからそんな自信が出てくるの?

私は隣りに立つ哲志先輩を唖然として、見た。

美咲先輩との話はどうなっているのよ…私との話をしている場合ではないはずなのに…何だかいい加減な感じがする。


「おはよう!」


「局長、おはようございます」


局長の登場で話は中断された。

哲志先輩は美咲先輩のことをどうするつもりなのだろう。仕事中は考えないようにしようと思っていても、哲志先輩の姿が目に入るたびに考えてしまう。