情熱効果あり

「ごめん!気付いたら一緒に寝てたー」


「やっぱり」


お姉ちゃんは1時間後にようやく戻ってきた。


「あら、恭介…寝てるの?」


お兄さんはソファーでうとうとしている。私と哲志先輩は、テレビを見ていた。

この状況をどうしたらいいのか、悩んでいたのでお姉ちゃんが戻ってきてくれて、助かった。


「そろそろ片付けて、寝ようか?あたしも眠いし」


「あ、手伝うよ」


お姉ちゃんと並んで、食器を洗う。


「ねえ…本当に一緒じゃないとだめなの?あたし、ソファーで寝てもいいかな?」


哲志先輩に聞かれたくないので、小声で話す。


「何言ってるのよ。別に何もしないでしょ?哲志さん、紳士っぽいし」


「ん…」


紳士っぽいけど、かなり不安。交際を申し込まれたばかりだから、余計に不安なのだ。それに酔っているし。


「ねえ…哲志先輩と付き合うって、どう思う?」