情熱効果あり

エンジンを止めて、ハンドルから手を離した哲志先輩がこっちに顔を向ける。


「その危険な登録はやめたほうがいい」


「危険って…1つの手段だと思うんですよ。ネットが危険というなら、結婚相談所にしましょうか?んー、でも…結婚までは…。恋愛相談所って、ありましたっけ?」


結婚をしたいのではない。恋愛の先に結婚があるならいいけど、結婚を前提とした恋愛を望んではいない。

ただ恋愛がしたいのだ。


「結婚したいのではないないなら、それもやめておくんだな…。恋愛相談所は聞いたことがないけど」


「んー、そうですね…でも…」


どうしたら、恋愛出来る?


「そんなにも恋愛したいなら、俺とする?麻衣が求める熱いのになるかは分からないけど、努力してみようか?」


「え?哲志先輩と…恋愛って、付き合うことですか?」


求められたことがよく分からなくて、確認する。