情熱効果あり

冷たいアイスがエロ発言に動揺しないようにしてくれている。


「さあ、大事かもしれませんよ。人それぞれだとは思いますけど」


口の中が冷えているから、冷めた返事が出来た。アイスを食べていて良かったと思う。


「じゃあさ、試してみる?」


「どういう意味ですか?」


淡々と話す哲志先輩の言葉はいやらしさを感じない。だから、私も淡々と返す。


「麻衣の全てを触らせて」


グッ!


思わずアイスを詰まらせる。口どけの良いアイスを詰まらせるなんて、頑張って保っていた冷静さもここで終わりかも…

少しむせた私は睨むようにして、哲志先輩を見る。


「そんな簡単に触らせることは出来ません」


「じゃあ、どうしたら了解をもらえる?」


「触るって、どういう意味ですか?」


「抱かせて」


どういう意味かなんて、分かっているのに何で聞いてしまったのだろう。