それほど時間はたってないはずだけど、しばらくの間わたしはその人に見とれていた。 「あれぇ??」 変に間の抜けた声でわたしは現実に戻ってきた。 「茉緒ちゃんじゃんッ!!どうしたの??こんなところで。」 「えっ…香澄さん?!」 声の主は、わたしの家の近くに住んでる天宮香澄(あまみやかすみ)さん。 小さい頃からよく遊んでもらったんだ。 最近は全然会ってなかったけど… まさかこんなところで会えるとは…!!