「……もう、我慢出来なかった。中川さんが見つかったニュースを見たことも、俺のせいで中川さんが殺され……いや、俺が中川さんを殺したという事に。
初めて彼女に歯向かった。警察に行こう。警察だって馬鹿じゃない。いつかばれる。こんな事も止めよう、って。そしたら、襲ってきたんだ。彼女が雇ってる男達が。
その場から必死で逃げて、スーツに入っていた宮間さんの名刺を見つけて電話したんだ」
「……一ついいですか。『こんな事も』とは?」
「それは――」
ルークが質問をして、大竹さんが口を開いた瞬間。
ルークが立ち上がると同時に、事務所のドアが勢いよく開いた。

