大切です。

皆が片付けをしてくれている間に塾の用意。
ほんと今更だけど、行きたくなくなってきた。
皆と一緒に笑っていたい…。

そんな事を思っていると下から大きな悠莉亜の声が聞こえてきた。

「片付け終了ーって事で、そろそろ帰るねー‼‼」

「えっ!? ちょっと待ってーっ」

見送りたくて急いで服を着よーとするけどなかなか袖に腕が通らない。

「大丈夫だからゆっくり用意しててーっ♪」

「塾サボんなよー?? って 初日にサボる馬鹿居ねぇかっ」

「じゃーなーっ また月曜日っ‼」

──バタンッ───…。