戸惑う少女に背を向けて部屋を移ると、布団を敷いて横になる。 今日は夕方に抜け出すまで謁見やら何やらがあって気疲れしたのだ。 少女のことは明日聞くとして、今日はもういいだろう。 布団から手を伸ばし灯りを消す。 まぁあの少女は、その、少しは可愛いと思う。 あくまで周りと比べて、だからな。 でも明日はどうするか……。 家臣たちに見つかれば面倒なことになる。 ん〜眠すぎ。……やっぱ明日で。 なんとかなるだろ……